図は新人王戦の青嶋未来五段vs藤井聡太七段の対局から、先手の青嶋五段が矢倉模様から右玉の趣向ヲミセ、昼食休憩明けに5五の地点で銀交換が行われて47手▲5五同角とした局面。
手が広くて初心者なら途方に暮れるところながら、藤井クンの指し手はいかにも手筋という△5六歩の垂らし。放っておくと攻めの拠点になってしまうので▲同銀と払いましたが、そこで△5二飛と回ったのが上手い手順。
単に△5二飛なら角取りにはなるものの、▲5六歩と受けられると案外大したことがなく、本譜のように銀を釣り上げておいて飛車を回れば5筋の角&銀が動き辛くなるという寸法。
仕方なく▲5七歩と銀にヒモを付けましたが、△3五歩と銀が動いたことで弱くなったケイトゥーを攻めて優勢になり(角が負担で▲4七銀と引いて守れない)、その後も格調高い56手△7四歩、手厚い64手△5四銀、真綿で首を締めるような88手△8八歩、最後は96手△5六飛と切り捨てて△6五桂▲同歩△6六桂の王手金取りが決め手になり、114手で後手の藤井聡太七段の勝ちとなりました。
これで藤井クンは新人王戦の決勝三番勝負で、出口若武奨励会三段と対局します。まだ16歳だというのに既に七段へとスピード昇段したため、規定により今回が新人王となるラストチャンスということで、頑張って干し芋。
それはともかく、オールカマーは△レイデオロ、▲アルアイン、◎ダンビュライトの順に決着し、3連複4.9倍を2000円の的中。ダンビュライトはゲート内でチャカついて出負けした上に、勝負どころで勝ったレイデオロに先を越される始末。それでも直線で勝ち馬をビコーして脚を伸ばし、○エアアンセム相手に競り勝って馬券圏内を死守してクレタのは何より。
神戸新聞杯は◎ワグネリアン、×エタリオウ、×メイショウテッコンの順に決着し、3連複29.3倍を400円の的中。ワグネリアンはイレ込んで心配したが、レースへ行くと外目をスムーズに進出して着差以上の快勝。エタリオウはデムーロ人気で妙味がなく、3連複のみを買っていただけに、指数1位タイのメイショウテッコンに粘って欲しかった・・・。
明日のねらい目の阪神12Rは◎ミッキーグッドネスがビリで外れ。望外のハナも人気薄馬に絡まれ、1番人気者に早々と交わされては大敗もやむなし。9号族では阪神10R西宮Sのスマートエレメンツと迷ったが、引っ張り倒して捌き損ねるウルトラスーパークソ駄乗だったので、精神的にはまだマシだわ(苦笑)。
競馬予想TV!は今週末のスプリンターズS、10月は秋華賞&菊花賞の週に出演します。